行政書士の柿田です。
発注を行う側、それを受注する側それぞれにおいて後継者育成が一つの課題となっています。
就業者の高齢化が進行している状況で、次の世代へ技術を継承していくことが大きな課題といえます。
建設現場をみると「この人に任せておけば大丈夫」と思えた経験豊富な人材が定年を迎える中、後継者を計画的に育てていなかったために十分な経験を積むことができないまま現場代理人となっている姿が見られます。
年齢的にも若い現場代理人さんは思ったように意見も言えず、会社や発注者からの指示、下請け業者からの意見等を一人で抱え込み悩んでしまういったことが起こっていませんか。
将来を支えていくことになる若い方々が嫌になってしまうことが無いよう、十分にフォローを行って、育てていってほしいと思います。
発注者側の状況も同様で、技術系専門職員の技術継承が十分でないといった課題を抱えています。
このため、現場において適切な指示ができなかったり、判断を受注業者へ任せてしまうといったこともあると聞きます。
後継者育成に関しては、業界全体として力を入れてもらい建設業における日本の技術力、品質を引き継ぐことはもちろん、さらなる向上を目指してほしいと願います。
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