長崎県を中心に活動する行政書士のかきたです。
最近話題のChatGPTをご存じでしょうか?
使ってみたのですが、なかなか面白いというか、将来的に完成度が上がったらすごいことになるのではと思いました。
今回は、そんなChatGPTを紹介します。
そもそもChatGPTって?
この疑問自体、ChatGPTに聞いてみましょう。
chatgptってナニ?
ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデルです。このモデルは、人工知能技術を利用して、自然な言語による対話を行うことができます。
ChatGPTは、大量の文章データを学習し、自然言語処理のタスクを解決するために訓練されています。このモデルは、人工知能による対話や自然言語処理の分野において、高い精度と柔軟性を誇ります。
・・・
一言でいうと?
ChatGPTは、人工知能技術を利用して、自然な言葉でコンピューターと会話することができる技術です。
ということです。
感心したのは、回答に対して「一言でいうと?」なんて要求にもきちんと答えてくれます。
質問の仕方しだいですが、上手に使うとかなり便利です。
色々聞いてみます
実は理解力、作文力はかなり高いです。
で、いくつかやり取りをしてみました。
注)以下はあくまでもChatGPTの回答で、誤っている場合もありますのでご注意ください。
その1:理解と校正
これは検索エンジンでは無理だと思います。
それでは
「私の実家の母の飼っている猫の名前のミケです」
この文章を校正して
「私の実家の母が飼っている猫の名前はミケです。」となります。
ちゃんと内容を理解して、校正してくれます。
その2:作文
次に文章自体を作成させてみます。
HPに記載する文章をChatGPTに考えさせたらどうなるのか?
それでは
建設業専門の行政書士としてランディングページに書く文章を考えて
建設業専門の行政書士として、建設業における許認可申請や契約書作成・提出、労働保険や労働者災害補償など、お客様のビジネスを支援するサービスを提供しています。
業界に関する深い知識と経験を活かし、お客様のニーズに合わせた最適な解決策を提供します。
また、時間と労力を最小限に抑え、スピーディーかつ正確な手続きを実現するためのサポートを提供しています。
お客様と共に歩み、ビジネスの発展をサポートすることをお約束いたします。
建設業界に精通した専門家が、お客様のニーズにお応えいたします。
もっと簡潔に
当社は建設業専門の行政書士事務所です。
お客様の許認可申請や契約書作成・提出、労働保険や労災補償など、ビジネスを支援するサービスを提供しています。
業界の深い知識と経験を持つ専門家が、スピーディーで正確なサポートを実現します。お客様と共に歩み、ビジネスの発展をサポートいたします。
労働保険は行政書士の業務じゃないよ
申し訳ありません、誤った情報を提供してしまいました。
労働保険に関しては、主に社会保険労務士が担当する業務となります。
建設業専門の行政書士としては、建設業界における許認可申請や契約書作成・提出などを中心にサポートを提供しております。
より正確な情報提供に努めます。
ありがとうございました。
こんな感じです。
上記は読みやすいように改行を加えた以外、ChatGPTとのやり取りそのままです。
間違えを指摘してみたら、それにもちゃんと答えています。
結構すごくないですか?
文章力は意外に高く、データベースに存在していれば読書感想文なんかも作文してくれます。
しかも「小学生が書いたようにって」って注文を付けるとちゃんとそれっぽく作文してくれます。
他にも、複数の単語を使ってこんな感じの文章を作文してなんていうのも答えてくれるので、ブログ記事などをChatGPTに書かせる人も出てくると思います。
上の質問でも回答に誤りがありましたが、行政書士業務を聞いた際は許認可以外にも、登記や税務も答えに入っていました。
データベース情報が十分でない場合、不正確な回答が返ってくることもありチェックは必要ですが、AIの学習スピードを考えるとすごいことになりそうな気がします。
その3:数学の宿題
アメリカではChatGPT解答能力の高さから使用を禁止している教育機関等があるようです。
試験問題を解かせたら合格ラインの点数だったなどという話も耳にします。
中学校レベルの宿題なら余裕じゃ?
やってみます。
(x+3)(x-2) = 0
この方程式を解いて
(x+3)(x-2) = 0 は、二つの括弧の積が0になるということです。そのため、以下の2つの式が成り立ちます。
x+3 = 0 または x-2 = 0
これらの式を解くと、xの値が求められます。
まず、x+3 = 0 を解くと、
x = -3
となります。
次に、x-2 = 0 を解くと、
x = 2
となります。
よって、(x+3)(x-2) = 0 の解は、x = -3 または x = 2 となります。
スゴイです!!
答えだけでなく、ちゃんと解き方も示しています。
使用禁止にする理由もわかるような気がします。
これは使えると思った点
私の日常で「これは使える!」と思った点を挙げてみます。
- 翻訳
「これを英語にして」や「日本語に訳して」だけではなく回答に対して「ほかの表現は」と聞くこともできます。
また、自分で考えた英文が正しいかどうかも聞くことが出来ます。 - 作文・校正
文章作成能力は高いと思います。
校正も行ってくれます。
上手く条件を与えて、スピーチの原稿を作らせるということも可能ではないかと思います。 - Excel等のPC関連知識
これは既に役に立っています。
数式をがうまく作れない、VBAがうまく動かないといった時に力を発揮します。
実際にエンジニアの方がプログラムコードを調べたり、エラーの原因を聞いたりといったことをChatGPTに行わせたという記事(youtube?)を目にしました。
エクセルVBAをChatGPTに聞いた一例としては下記のようになります。
Excelでsheet1のA列、B列、F列の値をsheet2のA列、B列、C列へコピーするマクロの書き方は
以下は、Sheet1のA列、B列、F列の値をSheet2のA列、B列、C列へコピーするマクロの例です。
Sub CopyValues()
Dim LastRow As Long
Dim i As Long
'Sheet1からデータを取得するための最終行を取得
LastRow = Sheets("Sheet1").Cells(Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
'Sheet2のA列、B列、C列へデータをコピー
For i = 1 To LastRow
Sheets("Sheet2").Cells(i, 1).Value = Sheets("Sheet1").Cells(i, 1).Value
Sheets("Sheet2").Cells(i, 2).Value = Sheets("Sheet1").Cells(i, 2).Value
Sheets("Sheet2").Cells(i, 3).Value = Sheets("Sheet1").Cells(i, 6).Value
Next i
End Sub
このマクロでは、最初にSheet1からデータを取得するための最終行を取得し、その後、Forループを使用して、Sheet1の各行のA列、B列、F列の値をSheet2のA列、B列、C列へコピーします。
コードをそのままコピーして使うことが出来ます!
コードの説明も行われています。
簡単なマクロなら、ChatGPT頼りで組み上げることが出来そうな勢いです。
もちろん、手直ししないとうまく動かないこともあるんですが、「どう質問するか」も正解を引き出すのには大切だと感じています。
使えない点
「長崎市でおすすめの行政書士は?」のようなローカル情報は抽象的な回答が多い(実用的でない)気がします。
日本で開発されたものでは無いので、日本独自のものについては正解を得られない事もあるようです。
行政書士業務を誤っていたのも、日本で開発されていないことが原因の一つでしょう。
また、未来予測はできません。(ギャンブルには使えません)
注意点としては誤った解答が返ってくることもあるので、最終的な確認は必ず行う必要があります。
今後どうなる??
ChatGPTは決して万能ではありません。
ただ、ChatGPTが公開されたのは、つい最近の2022年11月です。
そしてAIの進化スピードは私たちの想像以上に速いため、1年後でもどうなっているかは分かりません。
ChatGPTもすでに「GPT-4」へ進化しており、Googleも「Google Bard」というAIで対抗しようとしています。
今は誤った回答が見られますが、AIの学習が進みデータベースが充実してくるとより精度が上がってくるでしょう。
「将来、AIに仕事を奪われる」という話を聞くことがありますが、嘘とは言えません。
AIに仕事を奪われるのではなく、AIをうまく活用することが出来ればより多くの業務を効率的にこなせるようになると思います。
私自身、そこを目指して時代に取り残されないような経営を行っていきたいと思います。
おまけ
遅刻の理由を考えて!!
以下は、遅刻の理由として考えられるいくつかのものです。ただし、正直であることが重要ですので、できるだけ事実に基づいた理由を伝えるようにしてください。
- 「交通渋滞に巻き込まれてしまいました。」
- 「天候不良のため、バスや電車が遅れてしまいました。」
- 「急な体調不良により、出かけるのが遅れてしまいました。」
- 「前日に仕事で残業をしたため、疲れがたまってしまい、目覚ましを止めてしまいました。」
- 「家族の急なトラブルに対処する必要があったため、出かけるのが遅れてしまいました。」
- 「自分の携帯電話が壊れてしまい、アラームが鳴らなかったため、遅れてしまいました。」
- 「朝の混雑した時間帯に、長い列ができてしまったため、待つ時間が長くなってしまいました。」
- 「寝坊してしまったため、急いで準備をしている最中に時間が過ぎてしまいました。」
- 「ペットの世話に時間がかかってしまい、遅れてしまいました。」
- 「新しい通勤ルートを試していたため、迷ってしまいました。」
・・・
やはり正直に言いましょう。
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